新型コロナワクチン接種証明書アプリ 利用規約

最終更新日:2023年4月1日

本利用規約は、デジタル庁が提供する新型コロナワクチン接種証明書アプリ(以下、「本アプリ」という。)の利用に適用されます。本規約を参照して、承諾する、同意する、その他同様の用語が記載されたボタンやボックスをタップ等すること(以下、総称して「承諾」という。)により、利用者が個人として、又は利用者の法定代理人として、本規約に従うことに同意したことを認めるものとします。

なお、本規約は、アプリ内のメニューボタンからいつでも確認することができます。

1.目的

本規約は、デジタル庁が運営する本アプリの利用に関し、本アプリの利用者に同意していただくことが必要な事項を定めることを目的とします。

2.定義

本利用規約で使用する用語の定義は、次の各号のとおりとします。

一.「利用者」とは、本アプリを利用して本アプリが提供する各種機能の利用を行う者をいいます。

二.「接種証明書」とは、予防接種法施行規則(昭和23年厚生省令第36号)附則第18条の2に規定する予防接種証明書をいいます。接種証明書は、氏名、生年月日等の人定情報、接種したワクチンの種類、接種日等の接種記録、証明書発行者、証明書識別番号、発行年月日及び二次元コードの情報を含みます。

三.「二次元コード」とは、接種証明書に記載される、縦・横方向の二次元で情報を持つコードをいいます。二次元コードにどのような情報が含まれるかについては、デジタル庁のウェブサイト等で周知されます。

四.「VRS」とは、デジタル庁が構築・運用するワクチン接種記録システムをいいます。VRSでは、市町村(特別区を含む。以下、同じ。)等が実施した新型コロナウイルス感染症予防接種の接種記録情報及び被接種者情報を市町村ごとに管理します。

五.「接種証明書の発行」とは、本アプリが提供する機能を利用して、利用者が自身の接種記録を管理する市町村等に接種証明書の電磁的記録の交付請求を行い、交付を受けることをいいます。

六.「請求先」とは、利用者が接種証明書の発行を求める先の市町村等のことをいいます。

七.「券面入力補助AP格納情報」とは、利用者が接種証明書の発行にあたって利用する個人番号カードの券面入力補助APに格納されている、個人番号カードの所有者の個人番号、氏名、生年月日、性別、住所の情報をいいます。

八.「旅券情報」とは、利用者が接種証明書の発行にあたって利用する旅券のMachine Readable Zoneに含まれる情報のうち、氏名、旅券番号、国籍・地域、生年月日、旅券の有効期限の情報をいいます。

九.「接種証明書の表示」とは、発行された接種証明書を本アプリの画面上で表示し、その内容を閲覧できるようにすることをいいます。

十.「Google Play規約」とは、Google Play利用規約、Google Playビジネス及びプログラムポリシー、又はGoogleがGoogle Playのデフォルトのエンドユーザーライセンス条項として指定するその他の条項をいいます。

3.利用者の責任

(1)利用者は、自己の責任と判断に基づき本アプリを利用し、本アプリの利用に伴って取得できる接種証明書を適切に管理するものとします。

(2)利用者は、本アプリに関する法令(法令の規定により定める事項を含みます。以下同じ。)及び本アプリのプライバシーポリシーに掲載する事項に従って、本アプリを利用するものとします。

(3)利用者は本人の操作によって接種証明書の発行を行うことを原則とします。

4.接種証明書の発行にあたって同意する事項

(1)利用者は券面入力補助AP格納情報を本アプリよりVRSに送信し、券面入力補助AP格納情報の改ざん検知措置及び真正性の検証を受けます。

(2)利用者は券面入力補助AP格納情報のうち、個人番号、氏名、生年月日を本アプリよりVRSを通じて請求先に送信します。

(3)利用者は旅券情報を本アプリよりVRSに送信し、請求の正当性の検証を受けます。

(4)利用者は旅券情報のうち、氏名、旅券番号、国籍・地域を本アプリよりVRSを通じて請求先に送信します。

(5)請求先は、VRS上において、利用者が送信した個人番号を用いて、請求先が管理する接種記録を照会します。照会した結果、適切な接種記録が存在する場合、請求先はその接種記録並びに送信された氏名、生年月日及び旅券情報(ただし、旅券情報は利用者が送信した場合に限る。)に基づいて、本アプリを通じて接種証明書を交付します。交付された接種証明書は、本アプリ内に保存されます。

(6)請求先は、VRSにより、交付される接種証明書の内容に基づき、その内容の真正性を担保するための電子署名を行い、それを含んだ二次元コードを接種証明書に付与します。

(7)利用者は、発行にあたって利用する個人番号カード及び旅券について、有効期限内で、失効しておらず、正当なものを利用することとします。

(8)利用者が不正確又は不完全な情報を提供した結果として、利用者が被ったいかなる損失又は損害についても、デジタル庁又は請求先は故意又は重過失がない限り責任を負いません。

5.接種証明書の表示にあたって同意する事項

(1)接種証明書及びそれに記載される二次元コードは、個人情報を含みます。デジタル庁又は請求先は、利用者による接種証明書及び二次元コードの利用又は誤用について、デジタル庁又は請求先の故意重過失がない限り、責任を負いません。

(2)利用者が不正確又は不完全な情報を表示・提示した結果として、利用者が被ったいかなる損失又は損害についても、デジタル庁又は請求先は故意又は重過失がない限り、責任を負いません。

(3)利用者は、表示された接種証明書を削除することで、本アプリ内から該当の接種証明書のデータを削除することができます。削除した接種証明書を再度表示することはできません。再度表示する必要がある場合は、改めて接種証明書の発行を行います。

6.二次元コードの読み取り機能の利用にあたって同意する事項

読み取った内容は、本アプリの画面上に表示されますが、その情報は記録・保存されません。

7.本アプリのその他の機能の利用にあたって同意する事項

利用者は、本アプリに保存された接種証明書を、外部アプリを利用して出力する場合、出力後の取り扱いについては、出力先の当該外部アプリの利用規約に従います。

8.代理申請の手続

(1)第3条第3項の定めにかかわらず、利用者が15歳未満であって本人が接種証明書の発行を行うことが困難である場合等、その他やむを得ない事由がある場合には、利用者は法令の範囲内で自らの法定代理人をして接種証明書の発行を行うことができるものとします。当該代理を受けて本アプリを操作する者は、本規約等を遵守のうえ、接種証明書の発行を行うものとします。

(2)本アプリにおいては、利用者本人の個人番号カードにより申請が行われたことをもって利用者本人又は法定代理人により申請が行われたことを確認することとし、代理人による接種証明書の発行によって損害が生じた場合においても、デジタル庁又は請求先は、故意又は重過失がない限り責任を負いません。

9.本アプリに関する知的財産権

(1)デジタル庁が利用者に提供する一切のプログラム又はその他の著作物(本利用規約等を含みます。以下同じ。)に関する著作権及び著作者人格権並びにそれに含まれるノウハウ等の知的財産権は、デジタル庁に帰属します。

(2)本アプリを通じて利用できる全ての商号、商標、標章、サービスマーク、ロゴ、シンボル、キャラクター及び著作物は、それぞれの権利者の財産であり、本アプリ又は本利用規約に含まれるいかなる内容も、権利者の書面による事前の明示的な同意なしに、商号、商標、標章、サービスマーク、ロゴ、シンボル、キャラクター及び著作物を利用する権利を付与するものと解釈されることはありません。

(3)利用者は、本アプリの利用に際し、デジタル庁が利用者に提供する一切のプログラム又はその他の著作物を次の各号のとおり取り扱うものとします。

一.本利用規約に従って本アプリを利用するためにのみ使用すること。

二.複製、改変、編集、頒布等を行わず、また、本アプリの任意の部分をリバースエンジニアリング、逆コンパイル、又は逆アセンブルしないこと。

三.営利目的の有無にかかわらず、第三者に貸与・譲渡し、又は担保の設定をしないこと。

四.デジタル庁が指定する者が表示した著作権表示又は商標表示を削除又は変更しないこと。

10.利用可能時間及び利用の停止等

(1)本アプリの利用可能時間は、原則として24時間365日とします。

(2)デジタル庁は、次の各号のいずれかに該当すると認められる場合は、利用者に対し、事前にデジタル庁のウェブサイト等に掲載して、本アプリの利用の停止、休止又は中断をすることができるものとします。ただし、緊急を要する場合は、掲載することなく本アプリの利用の停止、休止又は中断をすることができるものとします。

一.機器等のメンテナンスが予定される場合

二.天災、事変、感染症(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)第6条第1項に定める感染症に限る)のまん延その他の非常事態が発生した場合

三.本アプリ又はVRSの重大な障害が発生した場合

四.その他、デジタル庁において、本アプリ又はVRSの利用の停止、休止又は中断が必要と判断した場合

(3)デジタル庁は、本アプリ又はVRSの利用が著しく集中した場合には、本アプリの利用を制限することができるものとします。

11.禁止事項

(1)利用者は、本アプリの利用に当たり、次の各号に掲げる行為を行ってはなりません。

一.詐欺その他の違法な目的で本アプリを利用すること。

二.本アプリに対し、不正にアクセスすること。

三.本アプリ又は本アプリを利用可能にするために使用されるサーバー若しくはネットワークの運用を阻害し、妨害すること。(これには、その手段として本アプリの任意の部分をハッキング又は改ざんすることも含まれます。)

四.本アプリの管理及び運営を故意に妨害すること。

五.法令若しくは公序良俗に違反する行為又はそのおそれのある行為をすること。

六.その他、本アプリの運用に支障を及ぼす行為又はそのおそれのある行為をすること。

(2)デジタル庁は、利用者が前項各号のいずれかに該当する行為を行った場合又は行うおそれがあると認められた場合は、事前に通知することなく、本アプリの利用を停止させることができるものとします。

(3)デジタル庁は、利用者が本利用規約に違反した、本利用規約に矛盾して行動したと合理的に判断した場合又は、本アプリのセキュリティ若しくは完全性を維持するために必要であると合理的に判断した場合に、いつでも本利用規約を解除することができます。かかる解除が有効になると、本アプリを利用する利用者の権利は直ちに停止し、利用者は本アプリを削除しなければなりません。明示的又は黙示的に、本利用規約の解除時若しくは解除後も効力を発する、又は効力を継続することを意図した本利用規約の条項は、引き続き完全に効力を持ち続けるものとします。

12.利用者の設備等

(1)利用者は、本アプリを利用するために必要なすべての機器(ハードウェア、ソフトウェア及び通信手段に係るすべてのものを含みます。)を自己の負担において準備するものとします。その際、必要な手続や費用は、利用者が自己の責任で行うものとします。

(2)本アプリを利用するために必要な個人番号カード又は旅券を取得又は更新するための費用その他本アプリの利用に係る一切の費用は、利用者の負担とします。

13.本アプリの更新

(1)デジタル庁は、本アプリの更新バージョンを随時無料で提供する場合がありますが、その提供は義務ではありません。これらの更新バージョンは、Google PlayやApp Store等サードパーティのデジタル配信プラットフォームを通じて(利用者が最初にダウンロードした本アプリの更新バージョンとして)入手できます。このようなサードパーティ配信プラットフォームの利用は、利用者とGoogleやApple等サードパーティプロバイダーとの間の個別の契約に準拠し、配信プラットフォームの利用可能性と機能についてデジタル庁は責任を負いません。

(2)サードパーティプロバイダーとデバイスが対応している場合には、本アプリの更新バージョンが自動的にダウンロード及びインストールされる場合があります。それ以外の場合は、サードパーティプロバイダーの指示に従い、このような更新バージョンを手動でダウンロードしてインストールする必要があります。いずれの場合も、デジタル庁は本アプリの最新バージョンの利用者にのみサポートを提供し、古いバージョンについてのサポートを保証していません。

14.サードパーティのリソース

(1)デジタル庁は、GoogleやApple等サードパーティが利用可能にし、所有しているいかなるリソース(以下、「サードパーティのリソース」という。)の正確性、有効性、適時性、網羅性、信頼性、完全性、品質、合法性、有用性、安全性又は、そこに含まれる知的財産権について、管理も承認もせず、また責任も負いません。本利用規約のいかなる内容も、サードパーティのリソースに対する、デジタル庁による保証とはみなされません。デジタル庁はサードパーティのリソースを監視する義務を負わず、また本アプリを介したサードパーティのリソース(全て又は一部)へのアクセスをいつでもブロック又は無効にすることができます。さらに、サードパーティのリソースが本アプリ又はデジタル庁が提供するその他の手段を介して配布される場合であっても、サードパーティのリソースについてのデジタル庁による承認又はデジタル庁との提携を意味するものではなく、利用者とサードパーティとの間に法的関係を構築するものではありません。

(2)利用者は、サードパーティのリソースの利用に当たり、次の各号に掲げる事項に同意します。

一.デジタル庁ではなく、関連するサードパーティが、そのリソースの性能(技術サポートを含みます。)、そのウェブサイトのコンテンツ、及び利用者データの利用について単独で責任を負うこと。

二.デジタル庁は、サードパーティ又はサードパーティのリソースについて利用者に対し一切の法的責任を負わないこと。

三.利用者は、デジタル庁の権利又はその他の者の権利を侵害し、又はこれに違反するような方法で、サードパーティのリソースを利用しないこと。

15.免責事項

(1)デジタル庁又は請求先は、本アプリの利用及び利用できないことにより利用者又は他の第三者が被った損害について一切の責任を負わないものとします。ただし、デジタル庁又は請求先が自らの故意又は重大な過失によりかかる損害の全部又は一部を生じさせたものである場合は、かかる損害の当該全部又は一部については、この限りではありません。

(2)デジタル庁又は請求先は、本アプリの利用の停止、休止、中断若しくは制限又は通信回線の障害等により発生した利用者又は他の第三者が被った損害について故意又は重過失がない限り一切の責任を負わないものとします。

(3)デジタル庁又は請求先は、本アプリの利用に際しマルウェア感染等で生じた被害について、デジタル庁又は請求先の故意又は重過失がない限り責任を負わないものとします。

(4)デジタル庁は、コンピュータ若しくは電気通信の誤動作、又は、その他の不可抗力事象の結果等理由を問わず、いつでも本アプリの提供を中止することができます。

16.利用規約の改正

(1)デジタル庁は、本利用規約をについて、必要に応じて全部または一部を変更する場合があります。この際、変更が利用者の一般の利益に適合し、又は、変更が、本規約の目的に反せず、変更の必要性及び変更後の内容の相当性が認められる場合には、あらかじめ、変更後の本利用規約及び効力発生日について、デジタル庁のウェブサイトで周知し、効力発生日を経過することで本利用規約を変更するとします。

(2)本利用規約の変更が前項の要件を満たさない場合には、変更後の本利用規約の適用について、変更箇所を示した上で、再度、利用者の個別の同意を得ることとします。

17.準拠法及び合意管轄裁判所

(1)本利用規約には、日本法が適用されるものとします。

(2)本アプリの利用に関連してデジタル庁と利用者間に生ずるすべての訴訟については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所と定めます。

18.その他

(1)本利用規約は、本アプリをダウンロードしてインストールし、利用者が「承諾」を示した時点で発効し、解除するまで有効です。利用者は、本アプリを削除することにより、事前の通知なしにいつでも本利用規約を解除することができます。

(2)本利用規約のいずれかの条項が違法、無効又は、何らかの理由で執行不能であることが判明した場合、その条項は本利用規約から分離可能であると見なされ、残りの条項の有効性及び執行可能性に影響を与えません。

以上